AUGUST. 2006
STUDIO PAGE 
     Column & Topics.
2006. 8. 2(水) 「いよいよ夏本番?」

長かった梅雨も、先月末ようやく明け、いよいよ8月、夏本番となりました。
とは言え、空を見ると日差しは優しく、夜は秋のように涼しくて、まるで夏の終わりのようです。
何だか調子が狂いますね。
今は夏休み真っただ中。街は幾分静かな気がしますが、テレビや新聞を見ると、夏の賑やか
さと同時に、痛ましい事故や事件の知らせも飛び込んできます。
夏は何故か人を解放的な気分にさせます。
こんな季節だからこそ、普段にも増して気を引き締めて過ごしたいですね。

追伸
7/30(日)の夜から8/2(水)の午後にかけて、当PCの不具合により、ネットワークへの接続が一切できなくなるという
トラブルが生じました。
原因はモデムの故障と判明し、早速交換致しましたが、当ホームページの更新も1日遅れとなってしまいました。
このコーナーをはじめ、新しい「DIARY」を楽しみにして下さっている皆さま、大変申し訳ございません。
現在は従来通り復旧しておりますので、今後もよろしくご愛読の程、お願い申し上げます。



 
2006. 8. 6(日) 「61年前の今日」


61年前の今日、広島に原子爆弾が投下されました。
たった1発の爆弾が、一瞬にして多くの人命を奪い、今なお被爆者の方を苦しめています。
今日、テレビで当時の原爆の開発に関するドキュメンタリー番組が放映されていました。
原子爆弾の開発計画自体は、日本にも戦前からあったと聞いていましたが、その施設の一部
が現存しているのには驚きました。
当時の日本は、技術面ではアメリカや他の開発国にも劣らなかったものの、原爆の製造に必
要なウラン鉱石をはじめとした資源、その濃縮のための設備、開発に携わる技術者数の面で
は、アメリカには到底及びませんでした。
軍の命令を受けた技術者たちは、これが完成すれば日本を救える、という気持ちもあったので
しょう、末期的な戦局の中にあっても、限られた条件の下で必死に開発に臨んだそうです。
しかし、結局原爆は完成しないまま、8月6日広島、8月9日長崎に原子爆弾が投下、そして
8月15日の終戦。
もし、日本の原爆がアメリカより先に完成していたら、日本は唯一の被爆国ではなく、人類史上
最初の核兵器使用国になっていたかもしれません。
そうなれば日本国民は、人道的汚名を歴史に残すことになっていたでしょう。
当時、若くして開発に携わり、今日番組に登場した或る原爆開発関係者が、インタビューに
こう答えていました。
 「何とか完成させたかった。でも、完成しなくて良かった」
戦争で亡くなられた方やその遺族の方の気持ちを思うと、戦争の悲惨さはおろか、疎開の体
験すらない世代である私が、居ながらにしてテレビ番組から得た情報を基に、日本が原爆を
投下されて良かった、戦争に敗けて良かったなどとは、口が裂けても言えません。
ただ、いたずらに平和を唱えるに終わらず、戦争の早期終結には原爆は必要だったとのアメリ
カの言い分を正当化するのでもなく、こうした体験者の方たちの言葉や気持ちを重く受け止め
たい、と強く思いました。


 
2006. 8. 9(水) 「“危険なプール” への怒り」


埼玉県ふじみの市の市営プールで小学2年生の女の子が亡くなった事故を受け、文部科学省
が緊急調査を行ない、その調査結果が発表されました。
全国約3万の公立学校のプールと、教育委員会が管轄する公営プール約2,900箇所が対象
だったそうですが、吸水口のフタが確実に固定されていなかったり、吸水管への吸い込み防止
金具が設置されていなかったり、何らかの不備があるプールは、約1,900箇所もあったそう
です。
私はこの記事を読んで、はらわたが煮えくり返る思いがしました。
数字上の箇所はたった5%かもしれませんが、事故件数としては、1965年から2004年まで
の39年間、同様の事故は59件、54人の方が亡くなっています。
毎年、平均約1.4人の方が尊い命を失っている計算になります。
決して「稀なケース」とは言えないでしょう。
何か大事が起きてからでないと腰を上げない。お役所仕事はいつもこうです。
「通知や指導を通じて安全対策を促すしかない」と言って安全管理を徹底させられない国の省
庁、「忙しかった」「忘れていた」「これまで事故は起きていないから問題無いと思っていた」等
の寝言しか言えない各教育委員会、「詳細な通達や指示がなかったから」と積極的な策を講じ
なかった現場の市職員やアルバイト従業員…。人の命を何だと思っているのか。
これだけ無策、無能な人間が携わっていては、こうした事故が起きて当然ですし、これからも
起き続けるでしょう。
事故が起きて、人が死んでからでは遅いのです。人の安全を考えるのに、権限を気にしたり、
指示を待ったりする必要がどこにあるのでしょうか。
自分の子供や身内が被害に遭う可能性もあるとは考えないのでしょうか。
国や教育委員会があてにならないのなら、人命を預かる重大な職務に就いているのだという
認識の基に、職員であろうとアルバイトであろうと、危険を感じた時点で即座に自ら率先して
動く機転と、予め危険を察知する知的センサーや予知能力を磨く努力をすべきです。
それが人間の仕事であり、言われてから動くことしかできないようでは、機械以下です。


 
2006. 8.14(月) 「首都圏大停電」


今日の午前中、首都圏が大規模な停電に見舞われました。
東京23区の一部から千葉県、神奈川県に及ぶ広範囲な停電で、しかも朝8:00頃から約3
時間、通勤ラッシュと重なる時間帯に、電車もビルのエレベーターも、交通信号まで、電力の
供給がストップし、ライフラインは大打撃を受けました。
午前11:00前には復旧したものの、今回のように規模の大きな停電は、あまり記憶にあり
ません。
ニュース等でご存知かとは思いますが、停電の原因は、千葉方面で発電された電力を送る
ための送電線数本を、旧江戸川を航行するクレーン船がその下を通過する際、積載するクレ
ーンによって損傷させてしまったためだそうです。
その程度のことで?都市機能麻痺??と思いましたが、バックアップ用の送電線もほぼ同時
に破損させたため、今回のような事態となったようです。
お盆で帰省する人や、海外旅行に出かける人が多いこの時期、都心の人口がいつもより少
なく、都市が半ば休んでいたことは正に不幸中の幸いでした。
しかし考えてみれば、クレーン船がそのルートで送電線の下を通過することは今回が初めて
ではないはずですし、クレーンが接触したくらいで首都圏が停電してしまうというのは、いかに
も脆い。
普段なら大混乱に陥って、何より恐ろしい大規模な二次災害が発生していたところです。
聞くところによれば、今回のような送電線の損傷が原因の停電は、各地で過去にも例が有る
らしく、その教訓が全く活かされていないのは、実に腹立たしい話です。
最近、こうした無為、無策から生じる事件・事故が多過ぎます。
当初、テロの可能性も考えられたようですが、送電線への大した防御もなく、特に監視や警
備がある訳でもなく、対策の面ではあまりに無防備ではないでしょうか。
スタジオ・ペイジのある西東京地区は別の発電所から電力の供給を受けているため、ここで
の直接の被害はありませんでしたが、電力によって全てを動かしている現代、もしもの事を考
えると、背筋が寒くなりました。


 
2006. 8.15(火) 「終戦の日」


今日は61回目の終戦の日。第二次世界大戦が終結して61年が経ちました。
予てからの公約通り、小泉純一郎首相が靖国神社に参拝しました。現職の内閣総理大臣と
しての公式参拝は、中曽根康弘首相以来、21年振りのことだそうです。
その是非についてのコメントは敢えて避けますが、8月15日という日本にとって大切な日が、
戦没者を悼むというより、いつの間にか政治論争の争点とされているのは、とても不自然で
残念な気がします。
国内外で様々な意見や批判があり、もちろん私にも自分の考えというものがありますが、
公人ではない個人としては、静かに戦没者を悼み、素直に平和を祈りたいと思います。


 
2006. 8.23(水) 「暑い夏、短い夏」


残暑お見舞い申し上げます。
お盆休みも終わり、皆さんそろそろ調子を取り戻しつつあるといったところでしょうか。
8月もあと一週間余りで終わりますが、まだまだ暑いですね。
ただ、今週末辺りからは、朝晩は暑さも落ち着いて、秋めいてくるそうです。
今日は暦の上では二十四節気の一つ、「処暑(しょしょ)」といって暑さが収まる日を意味し
ます。
地球規模的で環境が変化してきているのか、年々夏が暑くなる気がしますが、長さは逆に
短くなっているようにも思えます。
とは言え、残暑は9月の半ば過ぎまで続くような話もありますので、季節の変わり目に体調
を崩したりしないよう、気をつけながら秋を迎えたいですね。


 
2006. 8.26(土) 「太陽系 第9番惑星」


新聞やテレビのニュースを見て既にご存知かと思いますが、太陽系の第9番惑星、冥王星が
惑星から外されました。
もちろん、冥王星そのものが消えて無くなった訳ではありませんが、冥王星を惑星とすべきか
どうかはこれまでも疑問視されていたようです。
そもそも「惑星」の定義自体が曖昧で、国際天文学連合の総会でも結論が二転三転した末、
それを明確化するとともに、冥王星を惑星から外したのだそうです。
冥王星は太陽系の一番外側にあって、楕円軌道を描きながら太陽の周りを回っている惑星、
と子供の頃習いましたが、何を以って惑星なのか、昔から不思議に思っていました。
その定義によれば、惑星とは「太陽を周回し、自重で球状に固まっている、周回軌道周辺に
衛星を除く他の天体がない星」を言います。
冥王星の周りには、似たような天体が数多くあって、惑星の定義に合わないとのことでした。
「惑星」と言えば、我々の分野で馴染み深いのは、ホルストの組曲「惑星」ですが、これが
作曲された当時、冥王星はまだ発見されていませんでした。
従って、組曲「惑星」には冥王星という曲はなく、海王星までしかありません。
天体観測技術の発達がもたらした成果には違いありませんし、平和と言えば平和ですが、
これを機に宇宙や天文への関心が高まるかもしれません。
私達の太陽系にある惑星は、全部で8個ということになりました。
幼なじみの友人が引越しした時のような寂しさがありますが、「水金地火木土天海冥」という
覚え方も、改めなくてはいけませんね。


 
2006. 8.31(木) 「防災の日を前に」

8月も今日で終わりです。
暦の上では既に秋になっていますが、それに合わせるかのように秋めいてきています。
気がつけば、朝晩過ごし易くなり、寝苦しさもそれ程感じなくなりました。
こうした季節の変わり目になると、何故かいつも地震がありますね。
今日も先ほど、17:30頃ですが、関東で地震がありました。
地震の規模がマグニチュード4と小さかったため、何の被害も無かったのは幸いでした。
明日は9月1日、関東大震災のあった日です。
「防災の日」を前にして、忘れかけていたことを「思い出せ」との警告でしょうか。