SEPTEMBER. 2007
STUDIO PAGE 
     Column & Topics.
2007. 9. 15(土) 「一夜限りの再結成」

所有するレッド・ツェッペリンの資料の一つ。この本で色々勉強しました。 9月も半ばというのに、まだまだ残暑が厳しいですね。
ところで昨日、たまたま聴いていたラジオから、あのレッド・ツェッペリン
が来月、ロンドンで一夜限りの再結成ライブを行なうとの知らせが流れ
てきました。もう、皆さんもご存じの事と思います。
ツェッペリンに関する情報は、仕事柄(?)いつも自然と私の耳に届くので
すが、この知らせもまた、お客さんをはじめ、昨日、今日と既に色々な
方々からお聞きしております。
情報を下さった皆さま、ありがとうございました。
 レッド・ツェッペリンは、1980年の解散以来、幾度となく再結成の噂が
取り沙汰されてきたものの、メンバー個々のソロ活動やチャリティー・コ
ンサート、レコード会社の祭典への参加やユニットとしての公演はあれど、「レッド・ツェッペリ
ン」の名の下に正式な再結成公演が行なわれた事は一度もありませんでした。
 それは、レッド・ツェッペリンというバンドの、解散の理由にあると思います。
レッド・ツェッペリンは1980年、ドラマー、ジョン・ボーナムの死が引金となって、同年末に解散を
公式発表しました。他ドラマー加入による存続の噂もありましたが、メンバーは「レッド・ツェッペ
リンのドラマーとして、ジョン・ボーナムに代わる者はいない」として、解散の道を選んだのです。
私も当時、解散をリアルタイムで知りましたが、残念とは感じつつも、「ロック界の王者として潔
い幕切れだな」と思ったものでした。そして、解散後1982年にリリースされたアルバム、「CODA
(最終楽章)」によって、ニューリリースを喜び、淡い期待を抱く私達ファンは、レッド・ツェッペリ
ンはもう存在しない事、復活や再結成は有り得ない事を、彼等自身の作品を通じて悟らされた
のでした。
 レッド・ツェッペリンの解散から27年。私個人としては、「オリジナルメンバー以外でのツェッペ
リンなんてツェッペリンじゃない」という気持ちに、今でも変わりはありません。今回の再結成に
ついても「またか…」といった消極的な感覚は否めませんが、亡くなったジョン・ボーナム以外
のメンバー3名の年齢も、一番年上のジミー・ペイジ御大(63歳)をはじめ、皆60歳前後になっ
ています。全盛期には、連日3時間前後の公演を年間200本以上こなした猛者達ですが、今は
体調面で少し心配にもなります。
 奇しくも明後日は敬老の日。ジョン・ボーナムの代わりは、息子ジェイソン・ボーナムが務める
そうです。残念ながら、この公演をロンドンまで観に行く事は叶いませんが、この年齢まで現役
であり続けている事に賞賛と驚嘆の念を抱きつつ、今回は存分にライブ・パフォーマンスを楽し
んでほしいと、素直で純粋な気持ちでエールを送りたいと思います。
なんて事を書いたら、全世界のツェッペリンファンの皆さんからお叱りを受けるかな…(^^;。


 
2007. 9.21(金) 「桃太郎侍」


 今日、舛添要一厚生労働大臣より、地方自治体の年金横領に関する取りまとめ報告があり
ました。今月初め、一次調査での横領は49件でしたが、今日の報告では、全国90市町村で
倍以上の101件の横領、横領額は総額約2億4,400万円に上るとの事でした。
これに社会保険庁職員の不正を加えると、横領金額は何と4億1,000万円を超えるそうです。
全くひどい話です。私達庶民が一生かかっても経験できない金額だというのに、国民が納める
お金というものを一体何だと思っているのでしょうか。
しかし、私はこの記事を読んで、嫌気がさすと同時に、「本当はまだまだあるんだろう?」と疑い
たくなりました。数字上ではたくさん暴露されたように感じますが、実際は10倍、100倍なのでは
ないのか?と思えてきます。
 横領を隠してきた町長が舛添厚労相に対して言い放った、「せっかくみんなで隠してきたのに
なぜ晒さないといけないのか」という、信じ難い言い分にも、憤りを通り越して呆れ果てます。
こうした連中が職務に当たっていたのでは、年金機構など初めから破綻しています。
「豊かな国民生活」や「安心できる将来」如きは、ひいき目に見ても100年早い。
 福田元官房長官が記者クラブの討論会で述べていたように、自治体の長は、自分の市区町
村を経営する気概で臨まなくてはいけないのです。
それなのに、地方自治や地方分権を声高に叫びながらも、国から補助金を貰い、仕事はして
いるのか、していないのか分からない、納められた税は湯水のごとく使う。
親に小遣いをせびる子供みたいなものです。
地方自治体は、そこを基盤として日常生活を営む私達と、最も密接な関係にあるはずなのに、
残念ながら、これと言って存在感や有り難みは感じません。
 そもそも公務員は全て、公に奉仕する「公僕」であるはずです。
公のサービスは、受ける側が身に余ると感じるくらいで、ようやく要求レベルと満足度とのバラ
ンスが取れるのです。そのために必死に取り組む姿勢が、少なくとも私達には見えないし、私
達に伝わって来ない。
こう言われれば、恐らく「我々だって一生懸命やっているのに」と反論するでしょう。
確かに一生懸命かもしれません。
納付された税による安定した給与の下で週5日、毎日9時から5時まで律儀に勤務して、年間
数百日しか休暇を取らず、退職まで保証された生活を基盤に頑張っているのですから。
しかし、この程度の勤務状況で「地方分権」や「地域の活性化」など笑止千万です。
 横領について、時効の壁はあると思いますが、刑事告発が可能な事例に関しては、一件残ら
ず立件し、厳正に処罰するのみならず、不正を再発させないような厳格な仕組み作りを確立し
て公開し、実動させて効果を実証しない限り、私達国民は、満足はおろか、許す事すらできな
いでしょう。
時効があろうがなかろうが、罪を犯した輩達の身包みを、全て剥がしてやりたいくらいの気分、
これが本音の国民感情なのです。
国の政(まつりごと)に当たるならば、己が公僕である事の意味を正しく理解し、それを肝に銘
じて頂きたいです。
桃太郎侍がいたら、全員、鬼退治されているところですよ。