2007. 12. 8(土) 「パラレル・ワールド」

2007年も今月を残すのみとなりました。
師走の忙しい時期ではありますが、時間を大切に、着実に日々を過ご
したいものですね。
さて、今月のDIARYでは、レッド・ツェッペリンの「狂熱のライブ 永遠
の詩」について、個人的な思い出を絡めて書かせて頂きました。
紙面の都合上、中身については簡単な紹介だけでしたので、補足の
意味を含めて、改めてお話しさせて頂こうと思います。
このCDとDVDが手元に届いたのは先月末でしたが、鑑賞するためのまとまった時間が取れ
ず、実際に開封できたのは、つい先日の真夜中の事でした。
DIARYでは、「これらは旧作の音源と映像を、現在のテクノロジーを用いて修正・編集、未発表
音源・映像を加えて再リリースされたもの」、と述べましたが、今月1日にDIARYを書いた時点
では、まだこれらを開封すらしておらず、内容については、広告や記事で知る事ができるもの
のみでしたので、記述に関して訂正を加える必要があると思います。
結論から申しますと、ジャケットの趣向こそ旧作(便宜上こう呼びます)を踏襲してはいるもの
の、中身は単にデジタル・リマスターを施し、未発表マテリアルを加えただけのものではなく、
どちらも「まるで別物」と言える内容でした。
「流石、ジミー・ペイジ御大!」と思いましたが、我に返れば、この二つを長年追い続けて来た
私にしてみれば、これは正に驚愕の事実でした。
DVDについては、本編映像内容自体に手は加えられていませんが、画像はデジタル処理に
より、格段に画質がアップし、音声に至っては、今回リリースされたCDとほぼ同一の音源と
丸々入れ替えられていました。更に、従来見られたフィルム編集上の不自然さや、演奏上の
ミス等は現代の技術により目ざとく修正され、2chステレオのみならず、5.1chサラウンドシステ
ム対応の、深い空間系エフェクト処理までなされていたのです。
映画作品としては、現代ニーズを満足させ得る完成形に、より近づいたとも言えますが、全体
の流れ方や雰囲気が変わってしまっている分、レッド・ツェッペリン特有の人間味が薄れた感
もありました。
CDに関しては、映画の音声トラックを大部分そのままCD向けに処理して使用しており、ライ
ブアルバムとして一つの位置を確保していた旧作とは異なり、忠実な、映画のサウンドトラック
版となっています。その意味では、「やっと本当のサウンドトラックが出たな」と思えます。
今回のCD & DVD のマテリアルやサウンド・メイキングには賛否両論あると思いますし、旧作
に慣れ親しんだ人にとっては、時計の針を戻すような、強い違和感が残るかもしれません。
私も同様で、今後も必要に応じて掘り起こす事が多いとしても、私にとって、これらはあくまで
旧作の裏面、言わば「バージョン2」であって、決して旧作を超えるものではありません。
しかし、これらは31年の年月を経て、音源をジミー・ペイジが自らリマスタリングしたという点
でも、ファンにとっては非常に資料的価値が高く、パフォーマンスもジャケット内側の写真も
素晴らしい、待ち望んだ贈り物です。
昔、初めてレッド・ツェッペリンのライブ映画を観て、興奮冷めやらぬまま家に帰ってからも、
これらを思い切り鑑賞できていたなら、どんなに嬉しかったことでしょう。
だから、これらの作品は私にとって、いつでも行き来できる「パラレル・ワールド」なのです。
先日は、それをしばし楽しく、夢心地で味わいました。
でも、私はやはり、元の世界へ戻ります。
2007. 12. 10(月) 「ポインセチア」

この時期になると、街の装飾もクリスマス一色になりますね。
スタジオ・ペイジでも、ロビーのテーブルにポインセチアを置きました。
ポインセチアといえば赤が一般的ですが、白いポインセチアもある
ようです。今年は紅白を揃えてみました。
ポインセチアは、クリスマス・カラーを象徴する赤と緑の葉っぱが、
とても鮮明で美しいので、この時期には必ずと言って良い程、飾ら
れていますが、一見花に見える葉っぱの赤と緑のコントラストは、
正反対の色を主張する事によって、互いに競い合っているようにも見えます。
自然界の美しさは、単なる妥協の産物ではなく、本来、競い合う事によって生まれているのか
もしれませんね。
2007. 12. 30(日) 「仕事納め」

クリスマスもとうに過ぎ去り、早くも明日は大晦日、スタジオ・ペイジも本日
が仕事納めとなりました。
2007年を振り返ると、前半は割と穏やかに流れたものの、後半はレッド・
ツェッペリンの再結成(と言って良いものかどうか分かりませんが)の話題
や、新しいCDやDVDなどの発表で、私の中では、嬉しさと懐かしさと戸惑
いが入り混じる、複雑な盛り上がりを見せました。
個人的な心境はともかく、音楽業界全般としても、とても印象深い、画期的
な一年だったと思います。
皆さんにとっては、2007年はどんな一年でしたか?
実りある年だった方も、種まきの一年であった方も、それを貴重な恵みの一年と考えて、
来年に繋げて頂きたいものです。
年内の営業が本日までとは言いましても、新年1月2日(水)の12:00には通常営業を開始
致します。正月休みだけあって街はのんびり静かかもしれませんが、その分気持ちを集中
させて、じっくり音楽活動に取り組めるのではないかと思います。
大晦日や元旦をゆったり過ごして、美味しいものをたくさん食べて、ふと音楽や楽器に触れ
てみたくなったら、是非スタジオ・ペイジに足を運んでみて下さい。
本年もスタジオ・ペイジをご愛顧下さり、誠にありがとうございました。
皆さんにとって、2008年が輝かしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
それでは、良いお年をお迎え下さい。来年もよろしくお願い申し上げます。
【年末年始 営業のご案内】
●12月31(月)〜1月1日(火) 休業
●1月2日(水) 12:00より通常営業
(新年1月2日の個人練習につきましては、当日の他、本日22:00〜24:00にもご予約を承ります)