スタジオ・ペイジの メンテナンス 姿形あるがゆえに いつかはこわれる… この摂理と向き合って 自然の前では小さな 人間にできること それは、愛着が深まり 味わいは増しても、 機能は決して 失わせたくない お客様が気持ちよく 安心してご利用 下さいますように… スタジオ・ペイジは そんな信条のもと、 メンテナンスを 行なっています |
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| 2006.6月 「聴 感」 今日から6月です。 じめじめとした季節の始まりですが、この時期は、雨が 降る時の静かな音を聞くことができる季節でもあります。 さて、今回のタイトル、あまり聞き慣れない言葉だと思 いますが、「聴いた感じでは」という意味で「聴感上云 々」という文面なら目にしたことがあるのではないでし ょうか。 例えば、実測の数値上はともかく、「聴感上は大きく感 じる」とか、「聴感上派手に聞こえる」とか言った具合 です。 人間は、外部の情報の80%を目で見ることから得ると 言われています。今、私がこうして書いているものを含 め、インターネットを経由しての溢れんばかりの情報や、 デジタル通信による高速かつ高度な画像や動画の普及に 伴い、このパーセンテージは更に上がってきていること でしょう。 それと反比例するように、音に気を配り、こだわる機会 や、所謂「音に関してうるさい」人が少なくなったよう な気がします。 携帯電話の着メロに感動できる人が増えた代わりに、以 前のように重厚なオーディオシステムを組んでまで音楽 を楽しもうという人は、ごく一部の少数派になりました。 世の中全体が、騒音を騒音と感じなくなったり、ノイズ を出すことを憚らなくなっているようにも感じます。 これは私をはじめ、音楽や楽器に携わる人間にとっては とても淋しい話です。これを読んで下さっている皆さん の中にも、共感を覚えて下さる方がいらっしゃるかもし れません。 しかし、見る力に対して、聴く力は、本来もっと原始的 で、神秘的な能力のように思えます。 視覚には限界がありますが、聴覚には限界がないような 気がします。遠くの音までよく聞こえるとか、地獄耳と いった意味ではなく、人には聞こえない、自分が「聞き たい」と思う音が聞こえる、という意味においてです。 もちろん音は目に見えませんが、耳を澄ませば、それま で気づかなかった音も聞こえて来るかもしれませんし、 一生懸命聴こうとしたなら、必ず聞きたい音が聞こえる ようになるはずです。 そして、これは体験した経験がないと理解不能かもしれ ませんが、不思議なことに、音も「目に見える」ように なってくるのです。 決して押し付けの情報ではなく、耳から自然に得られる 情報にも、今まで以上に興味を持ってみると、また新し い能力が会得できるかもしれませんよ。 |
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