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スタジオ・ペイジ
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2008.6月 「音を出す楽しみ」 6月になりました。梅雨が近いのか、晴れと雨が周期的に やって来ます。昨日も雨がしとしとと降っていました。 どちらか一方が長く続くのではなく、晴れと雨が交互に訪れ るので、気分転換には良いのですが、前日よりも気温が10℃ 以上も上下する日があるので、体調の管理には注意しなくて はいけませんね。 皆さん、風邪など引かないよう、気をつけて下さい。 さて、先月の Diaryでも触れましたが、最近私は、仕事を 終えて店を閉めると、仕上がったギター達を弾いています。 弾くと言っても、スタジオ・ペイジの閉店時刻は夜12:00です ので、翌日の仕事を考えると、あまり長時間は弾けないはず なのですが、それでも一度弾き始めれば時間が経つのを忘れ てのめり込んでしまい、気がつくと夜中の2時、3時という 日もしばしばです。 常連のお客さんからは「どんだけ好きなんですか〜?」と、 親しみのこもった揶揄を受けたりしています。 幸い、ここは音楽スタジオですので、機材や大音量を出す環 境には全然困りません。普段はお客様に場を提供する立場で すが、この時ばかりは機材の作動チェックを言い訳に、所有 者としての「特権」を享受させて頂いております。 弾くのはもちろんツェッペリンの曲ですが、今の私は、ま だまだブランク後のリハビリとか、お遊びといった段階です ので、思い通りに弾けなくて苛立つ事も多々あります。 弾く頻度の高かったお気に入りの曲や、ライブで演奏した経 験のある曲から手を付けていますが、弾き方を頭では思い出 せても、速いパッセージになると指や手首が言う事を聞いて くれませんし、体力的な持続力や身体的な柔軟性も随分落ち ています。弾き終わった後、以前には感じる事のなかった痛 みを節々に感じる時もあります。 そもそも、ブランクが以前出来なかった事をできるようにし てくれるはずもなく、出来ていると思えていた事すら出来な いのは悲しいものがあります。 とは言うものの、リペアを経て、ギターが好みの状態に仕 上がった事もありますが、やはり気兼ねなく大きな音で楽器 を鳴らすのは本当に楽しいものです。個人的には、パソコン に向かってキーを打ったり、携帯電話でメールをしたりする よりも遥かに性に合っています。非日常的で刺激的な体験が 出来るこの楽しみは、これをお読みの皆さんなら重々ご承知 のはずですし、経験の無い方には是非味わって頂きたい楽し みの一つです。 もちろん、音を聴くのは人間ですので限度はありますが、 音が大きく増幅されれば、迫力だけでなく、それだけ繊細な 音色(ねいろ)まで耳に届きます。 その反面、プレイの粗も目立ちます。エレクトリック・ギタ ーをはじめ、電気楽器の場合は特に、生音のみを聴いて出来 ている気になっていてはいけないな、と改めて感じました。 一方、音を出してはブリッジやピックアップ等を調整し、 また音を出してみる。実験と検証を繰り返しながらプレイア ビリティや音色を好みのコンディションへと改善して行くの も一興です。また、楽器にとっても必要不可欠な事です。 例えば私みたいに、ジミー・ペイジの出す音にどこまで近づ けられるか迫ってみたり、音を出しながらフェイバリット・ アーティストの奏法やサウンド・メイキングを深く学んだり するのも楽しみ方の一つだと思います。 それでも、音を出す楽しさや弾く事への義務感から、闇雲 に弾きまくったり、無意識に無理をしたりして、体を故障し てしまっては、更に悲しい思いをする事になりかねません。 その点については、有り難い事に、先月のDiaryでお話しし た常連さんが、故障しないための留意点や体の部位の使い方 等について、的確なアドバイスをして下さり、助けて頂いて います。 心がけのレベルではありますが、ギターという楽器を弾くに 当たり、練習の仕方を以前とは変えました。体の節々にも気 を配るようになりましたし、アンプから出す音量も節度をも ったものにするよう、注意を払うようになりました。 お遊びが「演奏」と呼べるものに戻るには、しばらく時間 を要する事になるかもしれませんが、それでも先月には太く 感じたレスポールのネックが、少しずつ手に馴染むように感 じられてきました。毎日数分でも楽器に触れる事と、自重す る事の大切さを身に染みて再認識しているところです。 今、愛器との付き合いは、こんな形で進んでおりますが、 こうして、歯痒さや苛立ちと、この上ない楽しみとのバラン スを上手に保ちつつ、達成した時のイメージを常に明確に持 ち続け、一歩一歩段階を踏みながら、楽器と共に前に進んで 行けたら、と思っています。 音楽も楽器も、最終的には楽しくあるべきなのですから。 スタジオ・ペイジで日々練習をして下さっている皆さん、 一緒に頑張りましょう! |
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